HSPにとって職場の飲み会はすごくストレスだと思います。
- 誰と何を話せばいいか分からない
- 雰囲気に馴染むことができず、浮いてしまう
- 大勢でワイワイするのが苦手
といったことで悩んでいませんか?
今回は、”HSPが職場の飲み会で疲れないようにする方法”です。
社会人として生きていく以上、「絶対に飲み会には参加しない!」なんてことは不可能でしょう。なので、自分が疲れない範囲で社会と付き合っていくのがポイントだと思っています。
目次
HSPが飲み会を苦手とする理由は”情報量の多さ”
HSPが飲み会を苦手とする理由は、情報量が多すぎるからです。
HSPは色々なことに思考を巡らせるので、おそらく飲み会においても
- 自分が苦手とする人はいないだろうか?
- 偉い人たちはどこに座るんだろう?
- どこに座れば、気を遣わずに済むだろうか?
- この場に適切な話題はなんだろうか?
- 一番若い自分が注文すべきだろうか?
といったことを考えていることでしょう。
これらは全て”情報”であり、HSPが意識・無意識を問わずに受け取っているものです。そのためHSPは情報過多になりやすく、飲み会が終わった後はグッタリしてしまいます。
HSPは、飲み会のときでさえ脳がフル稼働しているのです。
HSPが飲み会で疲れないための方法
話しやすくて安心できる人を見つける
職場の飲み会って大勢で開かれることが多いですよね。
ある程度の規模となると苦手な人や面識がない人もいて、「誰と何を話すべきか分からない」ということがあると思います。
そんなときは、”話しやすくて安心できる人”を見つけましょう。
親しい同期や先輩、信頼できる上司など、誰でもOKです。あなたが緊張せずに自然体でいられるような人のそばに座るのがオススメです。
苦手な人と親しい人とでは、一緒にいるときの安心感が違ってきます。あらかじめ参加者が分かっているのであれば、「誰の隣に座ろうか」「誰と話そうか」と考えておくのも良いでしょう。
たとえ苦手な人がいたとしても、特定の誰かと親睦を深めることができれば、飲み会もちょっとは楽しい空間に変わるかもしれません。
話すのが苦手なら聴き役に徹する
「気を利かせて何か話さなきゃ…」と負担に感じるのも、飲み会を苦手とする理由の一つだと思います。
また、HSPはじっくり考えてから言葉にしますから、その場の雰囲気に合わせて会話を盛り上げたり、アドリブを効かせたりといったことが苦手な傾向にあります。
話すのが苦手なら聴き役に徹しましょう。
飲み会となると、話題によく出てくるのが仕事の愚痴だと思います。仕事でストレスを抱えていると、お酒が入ったときに本音が漏れることもあるでしょう。中にはそういった、”愚痴を聞いてもらいたい人”がいるのです。
そういった人たちの話を聞いてあげることで、相手を満足させ、なおかつ雰囲気づくりに貢献することもできます。
話すだけがコミュニケーションではない、ということです。

適度にトイレ休憩を挟み、ひとりになる
HSPにとって、飲み会の騒がしい雰囲気は神経が高ぶってしんどいと思います。
そういうときは、適度にトイレ休憩を挟んで”ひとりの時間”をつくりましょう。
物理的にひとりになることで、ホッとして安心感を得ることができますよ。2~3分でもいいので、ちょっと休んでいくと、高ぶった神経も少しは落ち着きます。

途中で帰宅する、もしくは一次会のみ参加する
飲み会を最初から最後まで参加すると、疲れてしまうと思います。
なので、途中で帰宅する、もしくは一次会のみ参加するというのがオススメです。
とくに途中で帰宅する場合は、その旨をあらかじめ誰かに伝えておいた方が良いでしょう。
飲み会だからといって、必ずしも最初から最後までいる必要はありません。”自分がどの程度まで刺激に耐えられるのか”を把握しておくのも大事だと思います。
飲み会が苦手ならちゃんと断ろう
そもそも参加しないに越したことはないので、「飲み会が苦手ならちゃんと断ろう」と言いたいところですが、現実はそうもいかないと思います。歓迎会や送別会などの特別なイベントであれば参加せざるを得ないですし、上司から直接のお誘いがあれば断ることなんてできないでしょう。
そこで、自分なりの”飲み会への参加基準”を決めておくことをオススメします。
例えば、
- 3回に1回はちゃんと参加する
- 上司からの誘いであっても、自分の体調を優先する
- 年に数回のイベント(歓迎会や送別会)には参加する
などなど…。
自分の中で”参加する飲み会”と”参加しない飲み会”を判断し、無駄にストレスを抱えないようにした方が良いです。
HSPが気質的に苦手なことはすると疲れてしまいますから、自己防衛のためにも、飲み会が苦手ならしっかり断りましょう。
疲れない範囲で社会と接するのが大事かなと思います。
無理して外向的に振舞ったり、騒がしい場所が嫌いなのに飲み会に付き合ったりと、気質的に苦手なことをやる必要はありません。
他人がやっているから、社会が求めているからという理由で自分を殺すのは勿体ないと思います。#HSP
— シラカワサト@HSPブロガー (@shirakawa_sato) 2019年4月28日
まとめ
“HSPが職場の飲み会で疲れないようにする方法”について書きました。
まとめると、
- 話しやすくて安心できる人を見つける
- 話すのが苦手なら聴き役に徹する
- 適度にトイレ休憩を挟み、ひとりになる
- 途中で帰る、もしくは一次会のみ参加する
HSPにとって職場の飲み会はしんどいですが、工夫次第では疲れないための環境をつくることができます。
飲み会が苦手というHSPの方は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。