HSP

繊細で生きづらい?それってHSP(敏感気質)かも

  • 繊細で傷つきやすい
  • ささいなことに動揺してしまう
  • 気を遣いすぎて疲れてしまう

といった理由から生きづらさを感じているなら、あなたはHSP(敏感気質)かもしれません。

かくいう私もHSPでして、仕事の人間関係が原因で精神的にボロボロだったとき、たまたま書店で手に取った本がきっかけでHSPという概念を知りました。

今回は、

  • HSPとは何なのか
  • HSPの大きな特徴
  • HSPが生きづらさを解消する方法
  • HSPを治すことはできる?
  • HSPはメリットにもなり得る

といったことを書いていきます。

「繊細で生きづらい…」と悩んでいる方にぜひ読んでほしいです。

HSP(敏感気質)とは?

HSPとは”Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)”の略で、”感受性が強い人”や”ひといちばい敏感な人”のことを表します。なので、敏感気質なんて言われることも。

アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士により提唱された概念で、5人に1人の割合で存在します。5人に1人というと意外と身近な存在に思えますが、日本での認知度はまだまだ低いため、あなたが知らないのも無理はありません。

ちなみに、HSPは病気でも障害でもなく”気質”なので、先天的に生まれ持った”特性”とでも言いましょうか。

HSPは病気でも障害でもありまえせん。重く考えないようにしましょう。

繊細で生きづらいのはHSPのせい?

「なんでこんなに生きづらいんだろう…」と、繊細で傷つきやすい人なら一度は思ったことがあるでしょう。

実は、その生きづらさはHSPの特徴が原因だったりします。

もちろん、すべてがHSPによるものではないですし、なんでもかんでもHSPのせいにするのは良くありません。しかし、HSPの人が抱えている生きづらさには、”繊細さ”や”敏感さ”といったものが少なからず影響しています。

  • 大きな音でビックリしてしまう
  • 服のチクチクが気になってしまいストレスになる
  • 職場のピリピリした雰囲気が苦手

などなど…。

個人差はあるものの、おそらくHSPの方は日常的に生きづらさを感じているでしょう。

繊細なHSPの5つの特徴

「”感受性が強い人”とか”ひといちばい敏感な人”とか、それってどういうこと?」って思いますよね。私も最初はそうでした。

私がHSPを知るきっかけとなった『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』によると、HSPには次のような5つの特徴があります。

  • あらゆる刺激に敏感
  • 他人の感情に強く影響される
  • 理屈ではなく、直感で物事を判断する
  • 慎重であり、自分のペースを乱されたくない
  • 内的生活を大事にする

もう少し詳しくみていきましょう。

あらゆる刺激に敏感

HSPはあらゆる刺激に敏感なのが大きな特徴です。

刺激とは五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から受け取る情報に加え、他人の感情やその場の雰囲気なども含めます。

HSPが疲れやすいのは、あらゆる刺激に敏感だからです。つねに色々な情報を受け取り続けた結果、情報過多になり、ぐったりしてしまいます。

人によって「どんな刺激に敏感なのか」は違っていて、私の場合は大きな音(バイクやトラックの走行音)が苦手です。すぐ横を通っただけでもビックリして心拍数が跳ね上がりますし、悪い意味でドキドキします。

また、洋服の肌触りが気になるタイプでして、制服やスーツのチクチクがすごく苦手です。

他の人からすると大したことないように思えても、HSPからすると強いストレスで、それが積み重なると生きづらさにつながります。

他人の感情に強く影響される

自分と他人との境界線が薄く、「他人の感情に影響されやすい」というのもHSPの特徴です。

  • 誰かが怒られていると、自分までつらくなってくる
  • 職場のピリピリした空気感に耐えられない
  • 友達の愚痴に付き合っていたらネガティブな気持ちになった

という経験はありませんか?

これは、他人の感情が自分の中に流れ込んでくるからなのです。つまり、”共感力が高い”ということです。

他人のポジティブな感情に上手く共感できれば最高ですが、HSPは自己肯定感の低さから、ネガティブな感情に引っ張られてしまう傾向にあるようです。

理屈ではなく、直感で物事を判断する

HSPは色々なことに気づくため、理屈ではなく直感で物事を判断することが多いです。

私はこれを”直感力”や”気づき力”と呼んでいます。

例えば仕事中にて、

  • 念のため確認してみたら、やっぱり見落としがあった
  • 上手くは言えないけど、あの人は何だか苦手だな…
  • 同僚が困ってるみたい。助けた方が良いのかな?

といった感じで、どんなにささいなことでも気づきます。

ただ、HSPは気づいたこと全てに対応してしまう節があるので、「もっと鈍感になりたい」と生きづらさを感じている方が多いです。もちろん、”直感力”や”気づき力”を活かすことができれば大きなメリットにもなります。

自分のペースを乱されたくない

HSPは自分のペースを好む傾向にあります。

できるなら自分のペースで行動したいと思っていて、仕事に期日を設けられる、作業を急かされる、といったことはストレスになります。

  • 人に見られていると作業に集中できない
  • 急かされるあまり仕事でミスをしてしまった
  • 他人との競争に興味がない。むしろ嫌い

といった経験はありませんか?

現代社会は忙しなく、私たちHSPが自分のペースで生活することを許してくれませんから、生きづらさを感じるのは当然だと思います。

内的生活を大事にする

HSPは内的生活を大事にします。

内的生活
精神生活。内面生活。
引用:コトバンク

つまり、HSPは他人の趣味やプライベート、流行、ニュースといったものにはあまり関心がなく、自分の内面と向き合うのが好きだということです。

例えば、「人生の意味とは」「生死とはなにか」といった人間の本質的な部分や、哲学っぽいことについて思考を巡らせる傾向にあります。HSPが妄想や空想に耽りやすいのも、内的生活を大事にしているからでしょう。

HSP診断。あなたはいくつ当てはまる?

HSPについて何となく分かったところで、「自分ってHSPなのかな?」と気になる人もいるかと思います。

今回は、『敏感にもほどがある』に記載されているHSP診断を紹介しますので、ぜひやってみてください。

HSP診断は色々な書籍やサイトで掲載されているので、もしかしたら同じものを見たことがあるかもしれません。

以下の質問のうち、12個以上当てはまればHSPである可能性が高いです。

また、当てはまる項目が少なくても、その度合いが極端に強ければHSPかもしれません。

  1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  2. 他人の感情や体調に左右される
  3. 体の不調(痛みや不快感)にとても敏感である
  4. 人に会ったあと、疲れてひとりになりたいと思う
  5. カフェインに敏感に反応する
  6. 服の肌触りや着心地が気になる
  7. いつのまにか空想にふけってしまう癖がある
  8. 他人の会話に無意識に注意が向いてしまう
  9. 宗教的なものスピリチュアルなものに関心がある
  10. 芸術や音楽などクリエイティブなことが好きだ
  11. ウソをつくとひどく良心がとがめる
  12. ちょっとしたことでも、びっくりしやすい
  13. いろんな事を同時にするのが苦手であり、混乱してしまう
  14. 言葉にならない他人の気持ちによく気がつく
  15. 物を忘れたり、ミスをしないように気をつける
  16. 何かに気を取られてミスすることが多い
  17. ことばのニュアンスが気になってしまう
  18. 刺激が多いとイライラすることがある
  19. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  20. 引越し、模様替えなど生活の大きな変化が負担である
  21. グループにいると自分らしくいられない
  22. 人目がとても気になる
  23. 競争させられることがきらいだ
  24. 理由もなく気分が良かったり、悪かったりする
  25. 子どものころ、周囲の大人や子どもから、内向的であったり、内気と思われていた

引用:『敏感にもほどがある』(著:高橋 敦)

どうでしたか?

ちなみに私は22個当てはまりました・・・。

生きづらい原因が分かれば、対策をとることができる

HSP診断と合わせて、

  • 自分はどんな刺激に敏感なのか
  • どんなときに生きづらさを感じるのか

が分かれば、対策をとることができ、生きづらさ解消につながります。

例えば、

  • 大きな音が苦手➡︎外出時は耳栓やイヤホンを持ち歩く
  • 不快な匂いで気分が悪くなる➡︎マスクで防止する
  • 洋服の肌触りが気になる➡︎インナーを活用する
  • 他人が怒られているのを見たくない➡︎なるべくその場から離れる
  • 他人と一緒にいると疲れてしまう➡︎ひとりの時間を多くとる

といった感じで、刺激を未然に防ぐ工夫をすると良いでしょう。また、それだけでなく、疲れてしまったあとのケアも大事です。

生きづらさへの具体的な対処法については、以下の記事に書いてあります。よかったら参考までにどうぞ。

生きづらさへの具体的な対処法が知りたいHSPにオススメする一冊『繊細さんの本』どうも、シラカワサト(@shirakawa_sato)です。 今回は、私が読んだHSP関連書の中でもすば抜けてオススメな一冊『「気...

生まれ持った気質であるHSPを治すことはできない

HSPを知ると、「この気質って治らないの?」と思いますよね。私も最初はそうでした。

しかし先ほども書いたように、HSPは生まれ持った気質です。治すことはできません。

なので、HSPを受け入れて気質を活かすことが、生きづらさ解消につながると考えています。

実際に、HSPの人は感受性の強さから芸術分野に興味を示す傾向にあります。また、色々なことに気づくため、問題解決力に長けている人もいます。”繊細さ”や”敏感さ”は悪いことばかりではなく、メリットにもなるんです。

HSPをまだ知らない人、知ったばかりの人はそれに気づいてないだけ。私も以前までは、気質の悪いところにばかり注目していて、「自分はなんてダメなんだろう…」なんて思っていました。

しかし、HSPについて学び、自分の気質と上手く付き合うことができるようになってから、”繊細さ”や”敏感さ”を楽しめるようになったんですね。

今はまだ分からなくても、HSPをもっと知り、その気質を活かすことができれば、きっと今より生きやすくなりますよ。

HSPを治そうとするのではなく、受け入れ、上手に付き合いましょう。

生きづらいけど、HSPで良かったこともある

記事中でも何度か書いたように、HSPはメリットにもなります。

私もHSPを知る前、知った当初は「この気質を何とかしたい…」と思っていましたが、徐々にHSPを受け入れることで、「悪いことばかりじゃないな」と思えるようになりました。

以下の記事に、私が「HSPで良かったな」と思うことを書いていますので、参考までに読んでみてください。

悪いことばかりじゃない!HSPで良かったと思う5つのコトどうも、シラカワサト(@shirakawa_sato)です。 HSPはその特徴から、どうしても”生きづらさ”を感じてしまいますよね...

まとめ

HSP(敏感気質)について書きました。

まとめると、

  • HSPとは、”感受性が強い人”や”ひといちばい敏感な人”のこと
  • HSPの大きな特徴は、あらゆる刺激に敏感であること
  • 生きづらい原因が分かれば、対策をとることができる
  • HSPは生まれ持った気質であるため、”繊細さ”を治すことはできない
  • 悪いことばかりではなく、HSPはメリットにもなり得る

「繊細で生きづらい。だけど生きづらさの原因が分からない…」という人も、自分の気質について知ることができたのではないでしょうか?

この記事が、そのための参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
シラカワサト
社会人2年目にしてブラック上司のもとで働くことになり、精神的に追い詰められた結果、自分がHSP(敏感気質)であることを知りました。 以来、自分と同じHSPの人の力になりたいという想いから、ブログやTwitterで情報発信しています。